知っておきたい、食事のお世話
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食事はお年寄りにとって大きな楽しみのひとつです。体力回復のためにも大切な役割を果たします。自分で食べられる場合はできるだけ自分で食べさせるなど、少しでも自立へ向け工夫ある介助を行いましょう。 |
1.お年寄りの特徴と食事のお世話 |
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歯が悪く、よくかめない。 |
だ液の分泌、消化能力が低下する。 |
細かく刻んだり、ミキサーにかけたり、柔らかく煮たりする。 |
栄養のバランスを考えて消化のよいものを。果物、乳製品などを多めに。 |
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飲み込む力が不足し、むせやすい。 |
ヤケドしやすい。 |
汁ものなどは、少しトロミをつける。 |
熱すぎるものは避ける。 |
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便秘になりやすい。 |
脱水症状になりやすい。 |
食物繊維の多いものを、適量の脂肪と組み合わせる。 |
水分を充分にとってもらう。 |
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食事の介助について |
{座って食事ができる場合} |
車椅子や介助すれば歩行ができる場合は、できるだけ家族と一緒に。からだが楽に安定するように、背中に枕などをあてるとよいでしょう。 |
そりかえる |
前かがみ |
背筋を伸ばした姿勢 |
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そりかえった姿勢ではむせやすくなります。 |
あまり前のめりになると、食べ物をこぼしやすくなります。 |
上体を起こした姿勢で。机とイスの高さを調節しましょう。 |
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{寝たきりの場合} |
できるだけ上半身を高くして、ノドの通りをよくする。 |
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