寝たきりにならないための
歩行補助器と日頃の気配りについて
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寝たきりにならないようにするために、日頃からちゅういすることは? |
まず、高齢になってからは「体は足から老化」することを念頭において、積極的に歩く習慣を身につけることです。現代のシニア層は車の利用率も高く、足は弱くなっているようですから、特に日頃からこうした意識をもってください。また、風邪をこじらせたりして1週間も寝ていると急激に足の機能は衰えます。自分の体を自分で守るために、普段の健康管理に気をくばりたいものです。 |
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足の機能が衰えてきたときには、どいしたらよいのでしょう? |
家族や介護者が協力して、少しずつでもいいから自分で立ち、歩く訓練をしましょう。起きられたら座る、座れたら立ってみる、何かにつかまりながら歩いてみる、というように、1ステップずつでも自分でやることが大切です。元気だった人ほど自由がきかなくなった時のショックも大きく、なかなか歩いてみる気分にならないかもしれませんが、体の一部がよくなることで気力が出てくる人もいます。本人の気持ちの変化や好みにあわせて、無理のない運動メニューを組むようにしましょう。 |
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歩行補助器を選ぶときのポイントは? |
1.無理のない姿勢で、前のめりにならずに歩けるか。 |
2.使いやすく、安定があるか。 |
3.ブレーキ操作がわかりやすく、わずかな力で操作できるかか。 |
4.身長に応じたハンドルの高さ調整ができるか。 |
5.ファッション性があり、自分の好みにあうか。 |
以外に思われるかもしれませんが、毎日使うものだけに、色や形などが好みにあっていることも大切なのです。男性は女性より歩行補助器に抵抗を感じる方が多いようですが、いろいろな種類から納得のいくものを選びましょう。 |